女性の初心者の方に
まず必要なのが「社交ダンスシューズ」です。
●ダンスシューズのご選択
ダンスシューズはお洒落のために履くというイメージがありますが、「運動として社交ダンスを踊るのに最低限必要なアイテム」として選んで頂きたいと思います。
使いやすいのは、兼用シューズ(どんな種目でも踊れる靴)か、普通のパンプス型のスタンダードシューズ※です。(※「モダンシューズ」と呼ばれることもあります。)
★ダンスシューズの分類
シューズの大分類は「兼用」「スタンダード」「ラテン」シューズとなります。
ラテンシューズはつま先の大きく開いたサンダル型ですので、これでワルツなどはとても踊りにくいものです。
特に初心者の女性は間違って足を出し、男性に踏まれて爪を怪我をする可能性も高いですから、ラテンシューズでスタンダードを踊るのはお勧めはしておりません。
兼用シューズでしたら、つま先の開きも小さいですから、(全く開いていないタイプもありますが) 安心です。
●お勧めの社交ダンスシューズ・その1「兼用シューズ」
※兼用シューズのことを「パーティーシューズ」と呼ぶこともあります。
パーティーでは、モダンもラテンも両方踊りますので。
※ケントのセグエは、つま先が閉じていてサイドが開いているタイプの兼用シューズです。
●お勧めの社交ダンスシューズ・その2「スタンダードシューズ」
女性に限っては、スタンダード(モダン)シューズを初心者の第一足目のシューズとしてお勧めする場合がございます。
要は「ご本人の履き心地」が大事です。
ご年配の方など安定感を重要視される方は、 兼用シューズより、一般的パンプス型のモダンシューズを好まれる場合もございます。
(上は、初心者にも人気のスタンダードシューズ)
美しく、柔らかい革で履きやすい社交ダンスシューズです。
他にお勧めは
先ほどのお話(ラテンシューズでスタンダードは踊れないと言うこと)の続きになりますが、逆にスタンダードシューズでラテンを踊れるかという問題ですが、初心者のラテンのレッスンではまずは問題がないと思われます。
ベルト付のシューズでしたら、足をしっかり押さえますので、少しくらいのラテンでしたら踊れます。
ただし、お教室で最初からより高度な専門的な踊りを習う方は、モダン・ラテン専用のシューズを1足ずつお求めになることをお勧めします。
兼用シューズというのは両方踊れますが、それぞれの専用シューズと性能を比較することは出来ません。
よく言えば、何でも適度に踊れますが、悪く言えば(専門的な踊りをするには)中途半端な靴です。
初めての社交ダンスシューズ(ダンス初心者の為のシューズ選び)女性編
個性的な色では目立つのが恥ずかしく、またダンスウェアにも合わせづらいというのが理由です。
ただ、ダンスは楽しく踊るもので、美しいシューズを履いて踊ればまた楽しみも増すものです。
お好みで、華やかな色のシューズを履かれるのもよいかもしれません。
革が大変柔らかく、足指が自由に使えますし、肌色に近いですから、ほとんどのダンスウェアに合わせられます。(by 店長)
★ヒールの高さについて
初心者の方には5~6cmヒールがお勧めです。
(いつもぺったんこの靴を履いておいでの方は3~4cmヒールがお勧めです。)
フレンド 兼用シューズ(牛革)「黒メタリック」3.5cmヒール
普段からハイヒールを履かれている方には7cmでもよいのですが、 ローヒールを履かれている方が急に7cmをお履きになりますと不安定です。
一般的には7cmヒールの方が足が綺麗に見えます。 それにヒールを使うターンもうまくいきます。
少し慣れていらっしゃったら、7cmに切り替えてはいかがでしょうか?
★ダンスシューズのサイズについて
パンプス型のスタンダードシューズは基本的には、普段お履きのシューズと同じです。
サンダル型のラテンシューズはスタンダードシューズよりも半サイズ小さ目がお勧めです。
理由は、サンダル型はつま先が前に出ますので、小さめのほうが都合がよいのです。
ただ、甲高やかなり肉付きのよい方は前にずれにくいので、パンプス型と同じサイズ(長さ)でも構いません。
またダンスシューズは一般的な靴よりもぴったり目に作られているため、初めての方は 「こんなにぴったりでよいのですか?」とご質問になることがあります。
その時は、「足を入れた時、ぴったりフィットしているけれど、どこもあたる箇所はなく、痛くない」という感じなら大丈夫ですとお答えしています。
感覚はお客様によってまちまちですが、先端には若干のゆとりがあり、あとはぴたっと フィットしているというのが1番よいようです。
(「もっと上のサイズで最初からゆとりのありすぎるもの」をとおっしゃる方もおいでですが、革の柔らかいダンスシューズは、後で伸びますので、足が靴の中で泳いでしまいます。)
※その場合は、中敷で調整します。足腰の痛い方は、初めから大き目をお求めになり、 中敷を入れる方も(中には)おいでになります。
ちなみに、小さくて痛いのに、伸びるから大丈夫・・・というのは、お勧めしかねます。
足の丈夫な方なら確かに大丈夫かもしれませんが、足指を痛める可能性があります。
規格品でしたら、規約に基づきサイズ交換をしておりますから、無理に履かれずにまずはご一報下さい。
尚、お試し履きに適している時間は午後2時前後です。足の形が小さからず、大きからず1番自然な状態です。
●その他準備すること・・・習われる前に一度実際の雰囲気を見学なさるのもお勧めです。