男性の初心者の方に ●ダンスシューズのご選択
ダンスシューズはお洒落で履くというイメージがありますが、「社交ダンスを踊るのに最低限必要なアイテム」として選んで頂きたいと思います。
使いやすいのは、兼用黒革シューズ(どんな種目でも踊れる靴)です。
ダンスを何年もなさっている上級者の方でも「やはり長年履いたこれが1番!」とおっしゃいますし、もちろん初心者の方にも安心してお勧めできるシューズです。
ご参考:
本来はどんな種目を習われるのか、(例えばワルツなのか、ルンバなのか)によって、選ぶシューズは違ってきます。
というのはワルツなどモダン(スタンダード)の靴は、ヒールも太くて低く安定し、ラテン用の靴はヒールはやや高めで甲革や底もしなやかで動きやすいなど、違いがあるからです。
兼用というのは両方ですので、どちらでも踊れますが、より高度な専門的な踊りを求められる方には、モダン・ラテン専用のシューズを1足ずつお求めになることをお勧めします。 ●兼用シューズについて
兼用シューズにも色々ありますが、無難なのは一般的な高さの2.5cmヒールの黒革シューズです。
まずは一般的なものを半年なり1年なり履いてみられてから、エナメルや3.5cm、4.5cmのハイヒールを(場合によっては)お求めになってはいかがでしょう。
★ダンスシューズのサイズについて
基本的には、普段お履きのシューズと同じでかまいませんが、社交ダンスシューズは、比較的ぴったり目に作られています。
ですから、初めてダンスシューズを履く方は、「こんなにぴったりでよいのですか?」とご質問になることがあります。
その時は、「足を入れた時、ぴったりフィットしているけれど、どこもあたる箇所はなく、痛くない」という感じなら大丈夫ですとお答えしています。
感覚はお客様によってまちまちですが、先端には若干のゆとりがあり、あとはぴたっとフィットしているというのが1番よいようです。
(「もっと上のサイズで最初からゆとりのありすぎるもの」をとおっしゃる方もおいでですが、革の柔らかいダンスシューズは、後で伸びますので、足が靴の中で泳いでしまいます。)
※その場合は、中敷で調整します。 足腰の痛い方は、初めから大き目をお求めになり、クッション性のある中敷を入れる方も(中には)おいでになります。 男性用の前半分の中敷 (上の「ハーフ・インソール」のページに移動) ちなみに、小さくて痛いのに、伸びるから大丈夫・・・というのは、お勧めしかねます。
足の丈夫な方なら確かに大丈夫かもしれませんが、足指を痛める可能性があります。
規格品でしたら、規約に基づきサイズ交換をしておりますから、無理に履かれずにまずはご一報下さい。
尚、お試し履きに適している時間は午後2時前後です。
足の形が小さからず、大きからず1番自然な状態です。
●ダンスウェアのご選択
靴の次に必要なのが、黒のダンスパンツです。
普段着でも、ジーンズでも踊ろうと思えばもちろん踊れますが、お相手あっての社交ダンスは、やはりきちんとした格好をなさるのがエチケットと思われます。
シャツもダンス用がありますが、サークルなどではビジネスのYシャツやポロシャツなどを代用されている方も多いのが現状です。
社交ダンスパンツと普通のパンツの違いは、その真っ黒な生地とすらりとしたシルエット、動きやすい生地の特性(軽さ・伸縮性)にあります。
ダンスパンツを穿くことにより、立っている姿も「社交ダンス」らしく見えます。
ダンスは「美」を作るものですから、初心者の方が、形から入られても他の人からおかしく見える事などありません。ご安心下さい。
ですから、シャツは後回しにしても、パンツだけは、シルエットの美しさや動きの軽快さなどに違いが出てきますので、お求めになるのがよいと思われます。
また、ダンスパンツはベルトがないものが多いですので、女性にひっかからずに、初心者の方には踊りやすいと思われます。
形はサイズが合わせやすいアジャスター式(ベルトの部分が前後6cm動くもの)が人気があります。
体形のよい方は、タックなしのパンツの方がスマートに見えるということで、ノータックを選ばれる場合もありますが、大体の方は着易さ重視の「ツータック」を好まれます。
使いやすい、お勧めのダンスパンツは下記です。
※パーティーに出られてどなたかを誘う事になった時、最低限、ダンスパンツのご着用は必要と思われます。
「パーティーなど、先の話だから・・・」とよく皆さんおっしゃいますが、「急に出席する事になってしまい、急いで用意してもらえますか?」とおっしゃる方も大勢おいでです。
以上のことから、男性の方には「社交ダンスシューズ」と「ダンスパンツ」は社交ダンスの必需品とお考えになられるとよいと思われます。
メンズ社交ダンスシューズ一覧のページに移動 社交ダンス初心者・お勧め品のページに移動 ●その他準備すること・・・習われる前に一度実際の雰囲気を見学なさるのもお勧めです。
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